「自分の口の臭いを一度も気にしたことがない」なんて人、世の中にいるのでしょうか?ある程度の年齢になると多くの人が「自分自身の口臭」には頭を悩まされるもの。まず第一に、「自分の口臭のあり・なしや程度を認識する」ことがとても難しいですよね。コロナ渦になり日々マスクを装着するようになり、(あれ、もしかして私の息、臭い・・・?)と慄いた方もたくさんいらっしゃるのでは。
一口に口臭と言っても、寝起きの唾液分泌減による一時的なものから、歯周病によるもの、胃腸などの不調つまり病的な理由によるもの・・・様々な種類があります。自分の口臭の主原因はなんなのか、口臭に悩んでいる方は一度きちんと調べてみましょう。
まず私たちが簡単に口臭を予防できる方法はやっぱり歯磨き。歯周病や虫歯が原因の場合、当然ながら歯磨きをしても解消されないため歯医者へ通い、根本原因を除去する必要がありますが、単純に磨き残しが酷くて口臭に繋がっている人、とても多いんです。
「いや、毎日歯磨きしてるし」と思ったそこのあなた。一日何回、何分歯磨きをしていらっしゃいますか?フロスは必ずしていますか?歯科の定期検診は?
そう、ただ歯ブラシに歯磨き粉をつけて歯磨きをしても、多くの場合磨き残しが発生しています。大事なポイントはキチンとフロスをすること。アメリカでは子供のころからフロスをするのが当たり前なんだとか。歯ブラシだけではどうしても歯周ポケットに食べかすが溜まってしまいます。また、毎日の歯磨きのこと、忙しい現代人はついつい短時間で済ましてしまいがちですが、10~15分は時間をかけるのが理想的。また、歯科の定期健診も忘れてはいけません。自分の口の中を自分自身で完璧に覗くことはできません。「面倒くさい」と思わずに、かかりつけの歯科医を作り、定期健診でお口の状態をチェックしてもらいましょう。